-おおざっぱなポラロイド史-
ポラロイドはアメリカの科学者、エドウィン・ランド博士(Dr.Edwin Land)によって発明されました。
ちなみにポラロイド(POLAROID)はPolarizer(偏光板)とCelluloid(セルロイド)を合わせて造られた造語です。

カメラとしては1948年に撮影後わずか1分で画像を見ることができるようになったインスタントカメラ・モデル95が発売されました。当初モノクロだったフィルムはやがてカラーへ、そしてロール式からパック式へと進化してゆきました。(右写真:ロール式フィルム使用の80A)
そして、1972年には現在でも多くのコレクターを生み出している魔法のカメラ“SX-70”が誕生します。

僕個人としては、数多くのポラロイドカメラの中でも、やはり群を抜いて美しく、そして素晴らしい機能をもったカメラであると思っています。


-魔法のカメラ SX-70〜SLR690-

SX-70の特長でまず第一に挙げられるのは“一眼レフ”である(一部例外もあります)事。
そして折り畳み式である事です。また、時代が進むにつれて、様々なモデルが存在する事も魅力となっています。

発売から6年後の1978年にはオートフォーカス機能を搭載した“Sonar One Step”シリーズ。
1982年にはそれまで外付けでしかなかったフラッシュを内蔵し、フィルムの感度もそれまでの150から600へと飛躍的にアップした“SLR680”(日本未発売)、1996年には“SLR690”(日本国内のみで販売。現在は生産終了)が発売されました。